ワイピオ渓谷


友人のジミー・ミランダ言うには、このハワイ島の北側にある渓谷は、昔、王家がありハワイ諸島の首都のような所だったらしい。 ところが在る日、津波が来た。ココの地形上、致命的な出来事だったようだ。 この話を聞いてワイピオの谷底に立ってみると、この楽園の様なジャングルも、人間には情け容赦無く牙を剥くことがひしひしと実感される。 ある意味「ヒイラべの滝」と言う曲も、単純に「ヒイラベの滝は今日も美しく、、、」なんてノンキなもんじゃない感じが微妙にその背景に入りこんでいるのがなんともハワイアン、と、言うか僕の今感じるハワイアンミュージックかなー。ほんとにジミーとハワイ行って良かった。 実際に津波が有ったのは太平洋戦争後数年内、、、1946年頃だが、その当時ワイピオには5000人もの住民がいたらしい。がしかし、幸いその時の津波で死傷者は無かったらしい。その後住人は1/100以下に減ったらしいが、恐らく古代からココは津波の毎に被害が続出しその度に居住民は減り、時間がたつと増え、増減を繰り返してきたであろう。




ワイピオ渓谷の海側をこちら側の断崖から望む。
向こう側の断崖に登って行く道が見えるだろうか。
ノコギリ状に登って行くんだけど、実は断崖の向こうにも谷
が有って、その後十何個くらい谷と断崖が続くらしい。
分かりにくいが断崖自体は300m位の高さが有る。
で、右に見える海岸がその昔津波が押し寄せた海岸で
おそらく、谷の最深部まで波にあらわれたんだろうか。






谷底から海側に向ってさっきの断崖あたりを望む。
すっかり廻りはジャングルの様相。




谷の深部。ヒイラべの滝。
かなり神秘的な雰囲気。
谷はさらに写真の右の方に少し奥がある。