神に成ろう
我々は誰でも死ねば神に成ると信じてみてはどうだろう。
死後の世界の事を論じるのは非科学的だし分かりようもない事だ。蘇生した人達の体験談を聞いても「ナーんだ酸素補給の絶たれた機能不全の脳内の話じゃないか。」と思うだけだ。
とにかく死後の事は人類には分かり様がない。
だったら自由に考えて良いんじゃないだろうか。
いっそのこと、死後、人類は全員神に成るのだと信じてみたらどうだろう。
そうしたら、地獄なんて無いと思えるようになる。だって全員神になるんだから誰一人地獄へ行くわけが無い。
だから、「〜を信じなかったら地獄へ落ちるぞ〜」の殺し文句が使えなくなる。つまり地獄への恐怖をネタに人を操作できなくなるわけだ。
いま、アメリカでは「テロは世界の敵だ」をスローガンにしている。これは人々に恐怖を持せて都合の良いように世論を操作できる最も簡単な人心操作術だ。いや、アメリカだけではない。世界のありとあらゆる所に恐怖をネタに人心をコントロールしようとする企てを感じられる。大昔から権力者がやってきた事なんだろう。大きくは国家レベルで、もう少し小さくなってマスコミ。健康をネタに色んな物を売り込もうとする。そしてもっと小さくなって家庭。「ご飯を残したらもったいないお化けがでるぞー。」等々。
いやいや、話がそれてしまった。
とにかく全員死後、神に成れると信じる。そうすれば、あらゆる事に誠意をもって挑めないだろうか。悪事を働く事をやめはしないだろうか。あらゆる物に愛をもって接する事が出来るようにならないだろうか。恐怖をもって弱い心を操作される事もなくなるのではないだろうか。世界の片隅で泣いている子供の事を思いやる事が出来る様にならないだろうか。
今日、世界を覆っている様々な問題を解決出来るんじゃないだろうか。