Beatlesとは・・・
まさか、ビートルズを普遍的に定義しようなんて思わない。
ビートルズは僕の個人的なものだ。
世界がどう評価しようが関係ない。誰も立ち入ることの出来ない僕のごく個人的な心の中に起こった現象。南方熊楠が言うところの「印」である。
ビートルズが出した音がメディアに刻まれ、遠く極東の片田舎の和歌山という地で販売されていたレコードと言う「物」。その「物」と僕の「心」とが出会い「事」を成す。
そして、「事」消滅過程で「印」と成す。「印」残りて「名」を残す。之である。
小学4年生の時に見た「Hard Day's Night」と言うモノクロ映画が事の始まりだった。以来、レコードを買いあさりギターを弾き歌い、6年間というもの色々な「事」を引き起こした。とどのつまりがミュージシャンと言う名の人生を送っている。
しかし、事はそれほど単純ではなかった。この45歳と言う年齢になって考えてみるに、僕にとってビートルズはまさに全ての始まりだったのである。
ビートルズはコンセント。そのコンセントに差し込んだとたんに世界につながってしまった。片田舎で世界と宇宙の何たるかも分からない生活を送っていた僕はそのコンセントから向こうに見える広大な世界におののき探求の旅が始まる。
最初は音楽やエレクトロニクスそして宗教。ラジオを分解し、音楽を聴き、当時薬師寺の館長でマスコミに露出していた高田好胤の公演を聞きに行き、そしてエレキギターをかき鳴らす。
年を重ねるにつれて、政治、経済、思想、科学、世界の風俗、と、ありとあらゆる物にコネクトしていく。
そして「心」。
全てがビートルズと言う名のコンセントにつながった瞬間から始まった。
さて、もう一つ重要な僕にとってのビートルズ。それは、過去との掛け橋。ビートルズを聴くたびにそれぞれの年齢の自分とコネクトする。写真を見るよりもリアルに当時の記憶や感覚が蘇って来る。そして全年齢の自分が一つの自我として統一される。それは、現在の自我とは違う真実の自我。これは、未来までもコネクトした状態だ。死ぬ瞬間の自我さえ記憶や感覚として知覚できる。
そしてこれは幸福をもたらす。全自我を感じているとき、とても幸せを感じる。色々な物と繋がっている自分を感じる。家族や友人、会った事も見たこともない人々。物質とすら繋がりを感じることが出来る。繋がり?いや、むしろ融合感を感じる。もしかしたら「全自我」とは「自我の消滅」なのかも知れない。
まさか、ビートルズを普遍的に定義しようなんて思わない。
ビートルズは僕の個人的なものだ。
世界がどう評価しようが関係ない。誰も立ち入ることの出来ない僕のごく個人的な心の中に起こった現象。南方熊楠が言うところの「印」である。
ビートルズが出した音がメディアに刻まれ、遠く極東の片田舎の和歌山という地で販売されていたレコードと言う「物」。その「物」と僕の「心」とが出会い「事」を成す。
そして、「事」消滅過程で「印」と成す。「印」残りて「名」を残す。之である。
小学4年生の時に見た「Hard Day's Night」と言うモノクロ映画が事の始まりだった。以来、レコードを買いあさりギターを弾き歌い、6年間というもの色々な「事」を引き起こした。とどのつまりがミュージシャンと言う名の人生を送っている。
しかし、事はそれほど単純ではなかった。この45歳と言う年齢になって考えてみるに、僕にとってビートルズはまさに全ての始まりだったのである。
ビートルズはコンセント。そのコンセントに差し込んだとたんに世界につながってしまった。片田舎で世界と宇宙の何たるかも分からない生活を送っていた僕はそのコンセントから向こうに見える広大な世界におののき探求の旅が始まる。
最初は音楽やエレクトロニクスそして宗教。ラジオを分解し、音楽を聴き、当時薬師寺の館長でマスコミに露出していた高田好胤の公演を聞きに行き、そしてエレキギターをかき鳴らす。
年を重ねるにつれて、政治、経済、思想、科学、世界の風俗、と、ありとあらゆる物にコネクトしていく。
そして「心」。
全てがビートルズと言う名のコンセントにつながった瞬間から始まった。
さて、もう一つ重要な僕にとってのビートルズ。それは、過去との掛け橋。ビートルズを聴くたびにそれぞれの年齢の自分とコネクトする。写真を見るよりもリアルに当時の記憶や感覚が蘇って来る。そして全年齢の自分が一つの自我として統一される。それは、現在の自我とは違う真実の自我。これは、未来までもコネクトした状態だ。死ぬ瞬間の自我さえ記憶や感覚として知覚できる。
そしてこれは幸福をもたらす。全自我を感じているとき、とても幸せを感じる。色々な物と繋がっている自分を感じる。家族や友人、会った事も見たこともない人々。物質とすら繋がりを感じることが出来る。繋がり?いや、むしろ融合感を感じる。もしかしたら「全自我」とは「自我の消滅」なのかも知れない。
2005.02.15 (C)Xou