ジョンの答え
- Imagine/及び訳詞(コピー・レフト)
- Imagineの解説/良い線を行ってる解説
世界はパワーでは変わらない。
一人一人の想いこそが世界を変えることが出来る。
このことこそが支配層がもっとも恐れる事。
ブームを作ったビートルズと言う存在は支配層にとってとても都合のいいものだった。
ブームや集団ヒステリー状態にある大衆は思考停止状態に陥り、特定の誘導によって簡単に操作できる。これはヒトラーが身を持って示した事だ。
ジョンはこの事の危険性をその渦中にいて最も正確に見抜いていた。そして見つけた彼の結論。それは、各個人は自由に色々な事を考えるべきであると言うこと。その自由に考える事が連帯した時、本当に世界は変わる。
決してブームや集団ヒステリーによる連帯では実現しない。それらは権力に利用されるだけの大衆の最も弱い部分。本当の強さは各個人の自由な心。戦争の種や平和の種は個人の心の中に小さくひっそりと存在し、水を待っている。
そして、それらの心が集まり溶け合って一つの流れとなって世界は変わっていく。
彼のイマジンは平和を希求するような単純な曲ではない気がする。本当に人類が目覚めるための道標のような音楽じゃなかろうか。
彼が指し示した次のステップ。特定の個性や宗教が世界を導くのではなく、真に自由な個人の心が寄り合って溶け合い作っていく世界。
誰かが思い描いた天国なんて君の心を憬れの牢獄に閉じ込めているようなものだ。
足元に地獄があると思い込む弱い心に彼らは付け入る。
頭の上にただ青い空が広がっている事のなんと素晴らしい事か。
世界中の人々全員が君と同じほど小さな心の中で起こっている事を大切に思っている。まさに、今。この瞬間、しかも世界中でありとあらゆる人が。ただの一人の例外もなく。大切な大切な真に自由な心。
2007.06.16 (C)Xou
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